赤い糸
この日は私は学校を休んだ。
いや、休校になっていた。
登校した生徒は体育館に集まり、その後帰らされたと後で聞いた。
8時半頃しんちゃんがうちに来た。
顔色が悪く、息を切らせている。
何度も何度も「大丈夫か?」と聞いてくるしんちゃんに、大丈夫やでって何度も何度も答えた。
しんちゃんも、落ち着いてきて、怖かったねって話をして、また来るかな?なんて滅相もない話もした。
その日は、しんちゃんはずっと私のそばにいてくれた。
夜しんちゃんが帰ってから2時間ほどたった頃、また、小さな地震があった。
これは、いつまで続くのだろうか。