甘いキスをわたしに堕として。
「藍、さ。前にもこの街に来たことあるの?」



あ、そういえば言ってなかったんだ。



「うん…黙っててごめんね。本当は言おうか迷ったけど、危険なことに巻き込みたくなかったから」



「ううん、大丈夫。わたしさ…その、奏多くんのことが……好きみたいなの」



……ええぇ!?


待って、いきなりすぎない??



だからやけに静かだったの???



「っどこが好きなの?」



「分からないけど、優しいとこだったり気配りが良いっていうか…」
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