甘いキスをわたしに堕として。

「ほ、ほんと？」



念のため、念のために聞いてみる。



「ほんと。でも全然連絡こねーからさぁ…まじ俺ショックだったんだけど」



少ししょんぼり気味の声。


〜っホントにずるいよ、朱里は。



「ごめんね？ちょっと緊張、しちゃってて遅くなっちゃった」




「ぷっ緊張って、電話するのに？」




ちょっとバカにしてる感じだけど、本当のことだからね！


もうボタン押すときだって指がプルプルしたんだから。