甘いキスをわたしに堕として。

「いやいや…授業終わったばっかなんですけど」




「…ゆーくんって顔に出やすいんだ」




なんて、新発見。








「朱里さん、大変です!元太があいつらにやられて…!」




今日も紅蓮の倉庫にお邪魔していると、匠くんが荒々しく幹部室の扉を開けた。




「!…いま行く。奏多と俺で探るから、優樹と律は元太の様子とほかのやつの手当頼んだ。類は…藍を見守っててくれ」



返事の否応も聞かずに出て行ったみんな。




シーン…



残されたのはわたしと類くんのみ。
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