甘いキスをわたしに堕として。
ひんやりとした空気が妙に身体を震わせていた。



腕は後ろで結束バンドで縛られていて解くことができない。




唯一自由なのは脚。




横になっていた身体を力づくで起き上がらせる。


「っはぁ、」



なんだか無駄に体力を使った気分。



今なら誰もいないし、
ここから出るべきだよね…?



キョロキョロと辺りを見渡して、誰もいないことを確認する。




__よし、行こう!
< 199 / 455 >

この作品をシェア

pagetop