甘いキスをわたしに堕として。
一時でも「優しそう」なんて思ったのが間違いだった。



お兄ちゃんを意図的に殺したこと。



血は繋がっていなかったけれど、私が赤の他人と知ってもそばにいてくれた。



戸籍はそうかもしれないけど、
想いはいつだって同じだった。



でも…
わたしのせいでみんなに危害がいくのは_



それだけはなんとしてでも避けたい。



もう犠牲者は出したくないから…!



「…私が彼等から離れたら、絶対に手を出さない?」



今の私は本気。
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