甘いキスをわたしに堕として。
3rd

すれ違い…そして



【次の日】


昨日泣いたせいか、わたしの目は腫れていた。



それをみた葵とゆーくん。



「ちょ、藍どうしたの?!」


「あおい…」


ぎゅっと抱きしめてくれた葵。



特になにを聞くわけでもなく、ただただ背中をさすってくれた。




「藍、俺と話しよっか」



連れてこられたのは空き教室。



適当に椅子に座れば、ゆーくんが隣に座る。    



「…春樹さんのこと聞いた?」
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