甘いキスをわたしに堕として。
30分ぐらいバイクを走らせて辿り着いた場所。
わぁ…‼︎
すごい綺麗。
そこはまるで幻想的な世界観だった。
色とりどりのライトで輝いていた。
いわゆる「イルミネーション」
「走ってる途中に見つけたんだ。藍に見せたくて」
「私に?」
まさか、そんなふうに思っていたなんて知らなかった。
「そ。綺麗だろ?ここ」
うん…綺麗だよ。
イルミネーションを見ている朱里の横顔だって綺麗。