甘いキスをわたしに堕として。
「よかった、大事には至らなくて」



…んで?
お前はなんで黙ってんだ?



さっきから黙り込んで座ってるけど。



「おい」


俺が声をかけると、ビクっと肩を震わせる。



「なんでなんも言わねぇんだよ」


「っご、ごめんなさい」


「謝れば済むって思ってんの?」



心底美玲にはガッカリ。

自分の思いのままに好き勝手するとはおもってなかったし。


「で、でも…!あの女が悪いのっ」
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