甘いキスをわたしに堕として。
俺のせいで傷跡を残してしまったことが心残りだった。



そんなある日。


美玲は突然消えた。


正直いってすげぇ不安だったし、美玲がまた危険な目に遭ってるかと思ってた。


必死に探したけど消息は分からなくて、だから俺は紅蓮に入ってより一層力を身につけた。



それなのに、突然現れた。


幻想かと思ったし信じられなかった。


でも


俺は藍がすげぇ好き。

これはもう胸を張って言えること。



だからこそ藍を傷つけた美玲を許すことはできねぇ。



「なぁ美玲、お前もそろそろ自立しろ」
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