甘いキスをわたしに堕として。
おかげで鉄パイプは朱里の背中を直撃。



「…無事か?」


「っう、うん」



また鉄パイプが振り下ろされる…!!



「朱里、後ろ!」



朱里はそれを左手でパッと受け止めた。



「は、離せ…!」



「同じことは2回もされねーよ。つうか、藍に指1本も触れんじゃねぇ…クソジジイ」



台詞を吐くと、鉄パイプを抑えている方の手とは逆の手で勢いよく顔面にパンチ。



おかげで祖父は吹き飛んで気を失った。
< 437 / 455 >

この作品をシェア

pagetop