甘いキスをわたしに堕として。
ガチャっと閉まる扉。


適当にベットの上に座らせる。



えっと、どこにあったっけな。




「なぁ」


「…」


「聞いてる?」


「聞いてない」


「いや、聞いてんじゃん」


あー!もう!


「うるさい!いいから大人しくそこで待ってて!」



キィーンっと自分でも耳鳴りがした。



ササっと救急箱を取って、朱里の隣に腰をかける。
< 444 / 455 >

この作品をシェア

pagetop