甘いキスをわたしに堕として。
朱里がピタっと硬直する。


たちまち私を離し、目をまん丸にしている。



「今いうか?それ」


「…だって、好きなんだもん」



ぶわっ

自分でいってて恥ずかしい。



「お前……いますんげぇ顔してんぞ」



「……え」



ムニッとほっぺを摘まれる。



「な、なにひゅるの!」



「ぷっブサイク」



………もう拗ねた。
< 448 / 455 >

この作品をシェア

pagetop