甘いキスをわたしに堕として。
さっきまで笑ってたじゃん…!



ねぇ…目、覚ましてよ。


お願いだから_!




だけど、私の願いとは裏腹にお兄ちゃんが目を覚ますことはなかった。




あれから数日が経っても何も食べる気はせず、もはや生きている感覚すら疎い。




私もこのまま死んじゃうのかな…
と思いながら過ごしていた。




あれから半年後。




今まで入る気になれなかったお兄ちゃんの部屋で〝あるモノ〟を見つけた。




それは日記で、引き出しの奥に隠されてあった。




お兄ちゃん、日記なんて書いてたの?
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