再会した幼馴染に溺愛されています。

「う〜ん……アクセサリーは付けるタイプじゃないし、服とかは自分で決めたい人間だからなあ。」


「なるほど……スタンダードなプレゼントは難しそうですね。」


確かに冬馬はジャラジャラと着飾らないし、服のセンスも独特だ。
それでもカッコいいけど。


「香水とかは持ってるしなあ。でも今日しか買う時間ないから頑張って決めようか。」


「はい!美咲さんもバンバン意見出して下さいね!」


幸いにもありとあらゆる店が入ってる大規模なショッピングモールだから何とかなりそうだね。


「よーし!とりあえず物色するか!行くよ秋穂っち!」


「は、はい!行きましょう!」


私が慌てて財布を出そうとするけど美咲さんはそれを断りいつの間にか会計を済ませてくれていた。


「トマトのために使ってやってよ。バイト代入ったばっかりだから気にしないで。」


本当にカッコいい……。
いつかちゃんと美咲さんにお礼しないと。


私は「ありがとうございます。」と言いながら深々と頭を下げる。
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