再会した幼馴染に溺愛されています。

「だから自ずと家電とかも好きなんだけど、そういうものは値段が張るから却下だね。」


「ちょっとしたものだと大丈夫ですけどね……」


やっぱりセンスが独特だ……。
謎多き冬馬のそこが良いんだけど。


「あ、あと楽器が好き。ギターとかベースとかよく触ってるみたい!でもこれこそ高いから却下。」


美咲さんは手帳を取り出して色々書き綴られてる欄に×を付けていく。
私のために書き出してくれたと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになる。


「美咲さん、てことは冬馬って音楽が好きなんですか?」


「うん、好きだと思うよ!ウチらが知らないアーティストばっか聞いてるけどね。」


そうだったんだ!
冬馬が音楽聞くなんて知らなかった。
デートでカラオケなんて行きたくないって言ってたし、聞いてるのを見たことない。


「インディーズが至高らしいよ。その辺のチョイスは私もついていけない。」


「めっちゃ参考になりますよ!!」


少し浮かんできた。
やっぱり美咲さんに来てもらって正解だ。
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