再会した幼馴染に溺愛されています。
「でも付き合う前からキスも経験してるなんてお姉ちゃんも大胆だね。」
「ちがっ!私は『された側』だからね?勘違いしてるみたいだけど……」
それを言われると顔が真っ赤になる。
私も拒みつつ体は素直に受け入れてたけど。
「拒否しきれなかったなら同じ事だよ。お姉ちゃんもやるね〜。まあ……今時の恋愛ならそれくらい普通だよね」
「え、そーなの?」
多分だけど普通ではないと思うなあ……。
私の感覚が正しければだけど。
「私の勘だけどあのお兄さんは悪い人じゃ無いと思うから……良い選択だと思う」
「でしょー?えへへ」
冬馬の事を褒められると私まで嬉しくなる。
自分が言われるよりも良いかも。
ほんとに冬馬の事ばかりだなあ。
「じゃ、私は戻るからね。またなんかあったら呼んで」
「ありがとう夏菜……」
夏菜は照れ臭そうに「いいよ」とだけ言うと部屋を出て行く。
告白するんだと思うと今からドキドキしちゃう……あんなに意気込んだけど大丈夫かな。