再会した幼馴染に溺愛されています。
そして私は教室でソワソワした気持ちで着席している。
「秋穂ー、挙動不審になりすぎだよ?もっと平常心保ちなよ」
「うん……スーハー……」
一連の事を信用できる舞に相談して私は気持ちの安定を図っていた。
あんなに家では意気込んだのに、予想通りと言うべきか……いざ教室に来ると心臓はバクバクだし全然大丈夫じゃないよ……。
「焦らなくてもいいとは思うけど……あんなに仲良くしてるんだからスッと言えるよ」
舞は優しい声で私を励ましてくれる。
でも、困った時はいつも頼りっぱなしだから申し訳ない。
「舞、心配しないで!だだだ大丈夫だから多分ね」
「……こりゃ重症だな」
舞の声を聞きつつも私は数秒おきに周りを見渡す。
冬馬の登校が今か今かと……。
来たところでこんな教室で告白なんて出来ないけど、冬馬の姿を見てとりあえず精神安定がしたい。
「二人が付き合ったらさ、私に滝口くんの友達とか紹介してね?」
「良いなあ舞は余裕があって……でも任せて!期待して良いよ!」
豪語したからにはフラれたらやばいなあ……