再会した幼馴染に溺愛されています。
「お姉ちゃん、恋は戦争だよ」
「……何で突然スケールの大きい事言ってるの?」
落ち着いてきた私を見て夏菜も安心したのかな……。
段々といつもの口調に戻ってきている。
「どんな事しても自分が勝ち残るんだ!って気持ちでいないとだめだよ。お姉ちゃんは優しすぎるんだよ……」
「夏菜みたいにそれが出来れば良いんだけどね……」
私と違って勝ち気すぎる夏菜は昔から得な立ち回りをしているんだよね。
「まあどんな結果になろうと、やらずに後悔するよりは……やったほうが良いと思う」
「うん、ありがとう。なるべく泣かないようにするね……もし本当にダメな時はもっと泣くかもしれないけど……」
その時はまた夏菜にたくさん抱きしめてもらおう。
夏菜の彼氏には申し訳ないけど……。
「うん、頑張って!……としか言えないけど心から応援してるから」
「夏菜がいれば不思議と何でも上手くいくような気がするよ」
私の言葉に夏菜は「ありがと」と少し照れている。
うーんやっぱ可愛い……。
今日はもう何もかも忘れて寝よう。