雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
幸斗…


いつもみたいに微笑んでるけど、何だか寂しそうだよ。


『ま、まあ律君は誰にでも優しいやん、もちろん幸斗にもな』


明音が慌ててフォローしてるように見えた。


『そうだよ、俺ってみんなに優しいから。ま、幸斗の次にな』


そう言って、律君は幸斗の肩に腕を回し、幸斗の顔を覗いた。


『そ、そんなことないよ。僕より律君の方が優しいし』


長身、イケメン同士で絵になる。


写真に収めたくなるくらい眩しい。


まるで雑誌の1ページみたい。


綺麗過ぎるよ、2人とも。


幸斗…


律君に肩を抱かれて照れてる…の?


『もう、律君面白い~私は律君も幸斗君も2人とも優しいって思う~夢芽ちゃんみたいなドジな子にも優しく出来るってすごく素敵』


沙織ちゃん、そんな改めてドジって言わないで。


私なりに自覚して反省してるんだから。
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