雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
あきらめたくないよ、好き過ぎるんだから~沙織side~
『律君、一緒にお土産選んで欲しいんだけど~いい?』


律君の腕をつかんで、私は律君と2人きりになった。


みんなは違うアトラクションに並びにいった。


律君もみんなとメリーゴーランドに乗りたいって言ったけど、半分無理やりここに連れてきた。


『沙織ちゃん、早く戻ってみんなと乗ろう』


『ねえ、律君』


店の中には入らず、近くの広場で立ち止まる。


『何?』


『律君って…彼女いないんだよね?』


『あ、ああ』


ちょっと戸惑ってるみたいな顔をした。


今だ…


ちゃんと言おう。


『だったらね、律君お願い!私と付き合って』


可愛く大人しめに言いながら手を合わせた。


上目遣いで律君を見つめて、


『いいでしょ?私、律君のこと絶対大事に出来るよ』


って続けた。


『沙織ちゃん、さっきまでと話し方違うんだな』


えっ…


『そ、そっかなぁ~いつもと同じだよ~』
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