雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
手の届かない遠過ぎる存在
『今日は具だくさんのシチューだよ』


『うわ、めっちゃ美味しそう!』


『明音、好きでしょ?』


『あ、うん、大好き。まあ、幸斗の作るもんは何でも好きやけどな』


美味しいだけちゃうねん、ほんまに幸斗の料理食べれるだけでめっちゃ幸せや。


どんだけ言葉並べても伝わらへんかも知れへんけどな。


嘘ちゃうねんで。


『明音はいつも褒めてくれるから作りがいがあるよ』


幸斗が嬉しそうに微笑む。


『だって、ほんまに美味しいから。最高過ぎるわ』


『褒め過ぎだよ』


『私も料理、ちょっとは頑張らなな。こんなんやったら誰もお嫁さんにしてくれへんわ』


『じゃあ、これから時間ある時は一緒に作ろ。しっかり教えてあげるから。そしたら明音なら絶対良いお嫁さんになれるよ』


嘘や…


何か嬉し過ぎて困るやん。


私、どんな顔してる、今?


照れてしまって、ドキドキしてきた。
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