雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
私、幸斗を好きになって良かった。


後悔なんか絶対ない。


友達以上になられへんかっても、それでも…


幸斗の側におれるんやったら、それで満足。


『明音のそういう優しいとこ、めっちゃ好きやで』


幸斗…


『あ~!めっちゃって、私の真似したな~』


嬉しい、嬉しいよ。


本当の「好き」とはちゃうけど、それでもめっちゃ嬉しい。


私、今、幸斗を死ぬほど好きやって思ってる。


いわゆる「愛してる」…っていうやつや。


ごめんな…


これからも私はずっと幸斗を思い続けると思う。


我慢してや、幸斗。


『明音…感謝してるよ。大切だからね、明音はずっとずっと大切な人』


『…うん。私も』


友達としての大切、それでいい。


『僕達2人ともちょっとしんどいけど、でも、僕も今は幸せなんだ』


幸斗も幸せなんやね、この透き通った瞳に嘘はないわ。


『うん』
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