雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
あまりに感情がこもった告白に胸が熱くなる。


こんなにも真剣で、心を撃ち抜くような律君の言の葉を、嘘だなんて思ってる訳じゃない。


きっと口先だけじゃないってわかってる。


さっきからずっと、ドキドキが止まらないんだから。


『嬉しい言葉だけど…私は年上なんだよ。この先ずっとって簡単に言うけど、あと何十年もあるんだからね。すごくすごく長いんだよ、それわかってる?一生愛するなんて…軽々しく言っちゃダメだよ』


説教じみたこと言って、私、何様なの?


だけど、本当に…一生って長い。


結婚したって、またすぐに終わってしまうかも知れない。


もう…


あんな悲しい思い、したくないから。


ごめんね、私の身勝手な気持ちだけを押し付けてしまってるよね。


『俺はそんな男じゃない。夢芽を泣かせることなんかする訳ない。一生愛するって言ったら愛するんだ。嘘は言わない。もちろん、結婚とか今すぐに考えなくていいから、だから…俺と付き合って欲しい』
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