雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて～強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ～

『幸斗が…』


『うん。律君を好きな幸斗と幸斗を好きな私、この2つの想いは絶対に叶わへんやんか。だからこそ、夢芽には何としても幸せになってもらいたいねんで。私らに遠慮はいらん。逆に遠慮されたら腹立つで。夢芽がほんまに律君が好きなら律君の胸に飛び込みや』


幸斗の気持ち…


何となくわかってたけど、律君をずっと好きでいることにしたんだね。


明音も…幸斗を想い続けるんだ。


私は…


遠慮しちゃいけないって言われて、本当に甘えてもいいの？


『夢芽、その顔は律君と付き合ったら幸斗に悪いとか思ってるやろ？あかんで、律君が好きなら律君と付き合いや。幸斗は、夢芽が律君と付き合っても、私と同じで律君を想い続けるから。それが私らの幸せなんやで』


2人の幸せ…？


『だから、夢芽は素直になって、バカなあいつの呪縛から解き放たれて、自由に恋愛して幸せになり！これが親友明音ちゃんからの最高のアドバイスや』