雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
『言ってみてよ、どうなるのか』


『意地悪』


体が熱くなって、このまま気を失ってしまうんじゃないかとさえ思った。


これから先もずっとこの人に抱かれたい。


この体に好きなようにされたい、どうなってもいいから…


だからお願い、もっと私を興奮させて。


暖房の聞いた部屋でじんわり汗をまとった私の体。


容赦なく続く愛撫に、全身の隅々まで敏感になってしまった。


『もうダメだよ』


『まだ…』


その時、私の中に突き抜けるような感覚が。


『俺達、もう離れられないな』


『あっ…』


この気持ち良さを味わえば、もう二度とここから抜けられない。


律君という檻に捕まえられた私の心と体。


でも、ここから逃げ出そうなんて絶対に思うはずがなかった。


私は、律君と1つになれた喜びにどこまでも酔いしれた。


その時、言葉で形容しがたいほどの快楽が一瞬で私を支配し、体中に衝撃が走った。
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