雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
『そんな!律君の誘いを断るなんて信じられない!沙織なら絶対断らないのに~』


ほっぺを膨らませる。


『まあとにかく律君がいいんやったら来てもらおうよ』


『律君、無理に来なくていいから。嫌なら断ってね』


『ちょっと夢芽ちゃん!どうしてそんなこと言うの?律君をクリスマスパーティに招待したくないの?一緒に働く仲間なのに冷たくない?』


うっ、沙織ちゃん怖いよ。


そんな目をしないで。


『クリスマスは予定ないから行くよ。楽しみにしてる。じゃあ、仕事入るから。ゆっくりしていって』


律君が右手を上げた。


『は~い。クリスマス待ってま~す』


『楽しみにしてるね』


幸斗と沙織ちゃんが手を振る。


律君はニコッと笑って爽やかに立ち去った。


『なあ、夢芽!律君って、ヤバいくらいカッコええやん。まさかあそこまでのイケメンとは。びっくりしたわぁ~』
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