雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
若い子は誘いにくいし、主婦の人は無理だし、バツ1の私が適任だったんだ。


それならまあ…私も気兼ねなく行けるかな。


『あの、ありがとうございます。でも、年末まではずっとバタバタ忙しくしてて…ごめんなさい』


『そっか…だったら来年に入ってからなら大丈夫?』


『そうですね。大丈夫だと思います』


って、本当は特に予定はないけど…


『なら、また改めて日にちを決めよう』


『はい。ありがとうございます』


『夢芽ちゃん、どこか行きたいレストランある?』


店長って…


近くで見たらすごく肌が綺麗。


律君や幸斗もそうだけど、私の周りのイケメンはみんなレベルが高すぎる。


眩し過ぎて、女性の私が小さく見えないくらいかすんでしまう。


たまたま偶然にしても、一般人でこのクオリティが揃うって珍しいよね。


『私はどこでもいいので、すみません、店長が決めてください』


『わかった。じゃあ、良いレストランを探しておくね』


優しい笑みと共に速水店長が片付けに戻った。
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