雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
『そ、そうだね、タコパ楽しみだね。でも明音、昨日大阪から帰ってきたんでしょ?最終の新幹線だったし、疲れてない?もう明日から仕事だしね』


もう少し休んでいたいけど…


いつだって楽しいお休みはあっという間に終わる。


『大丈夫やで。今日はゆっくり起きたし。夢芽はどうやったん?みんな元気やった?』


『元気だよ。両親はちょっと歳を重ねた感じだけど、でも健康だし。お兄ちゃんのお嫁さんと姪っ子も来てたからもう賑やかで。弟もいたし』


みんな揃うの、ちょっと久しぶりだったな。


『夢芽のお兄さんも弟君もめっちゃイケメンやからまた会いたいわ。前に会ってからずいぶん経つし』


明音は、大学時代に2、3度うちの実家に来てくれたことがある。


『めっちゃイケメンって、全然そんなことないよ、普通だよ。でも、お兄ちゃんはちょっと老けたかも。お嫁さんと一緒に子育て頑張ってるらしいから。お風呂にいれたり、寝かしつけたり、遊んだり、我が子が可愛くて仕方ないみたいだよ』


2人で顔を見合わせて微笑む。
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