雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
『ちょ、ちょっと、急にどうしたの?』


予想外の質問に驚きが隠せない。


『この前のクリスマスパーティーの時にな、律君は夢芽のことが好きちゃうかって…そう思ってん』


『り、律君が私を好き!?』


またまた有り得ないセリフにびっくりした。


『私さ、夢芽も知ってる通り、人の恋愛について結構わかるねん』


確かに明音は学生の時、誰が誰を好きとかぴったり当ててた。


だけど…


『明音がそういうのに敏感だっていうのは知ってるけど、さすがに律君が私を好きとかはないよ』


本当にそんな奇跡みたいなこと、ある訳ない。


1ミリも…無いよ、絶対。


明音が変なこと言うから動揺しちゃう。


『なんで?そんなんわからんやん』


『わかるよ。律君はあの容姿だよ?しかも超セレブで秀才だし。あんなハイスペックな人が私を好きになる訳ないから。きっと、すごく美人でスタイルが良くてお金持ちの…そういう人と結婚するんだよ』
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