雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
「黙ってついてこい」なんて、強引だけど…


不覚にも久しぶりにキュンとしてしまったんだ。


律君のこと、好きとか嫌いとかそういうんじゃない。


でも何だろう、この感覚。


ちょっと変な感じ。


年下なんだけど23歳なんて思えないくらいしっかりしてて、25歳の私なんかよりよっぽど頼りになる。


バイト先の店でもみんなに信頼されて。


見た目もそう、少し大人っぽい。


キリッとした目、高い鼻に薄めの唇。


髪型は耳に髪を掛けてるマッシュウルフ。


軽くパーマで無造作な束感がかっこいい。


黒みが多めのアッシュ系のウルフスタイルは、ある意味、最強だ。


この顔のためにあるっていうくらい似合ってる。


こんな色気のある23歳、他には知らない。


本当、私の周りには今までいなかったタイプだから正直戸惑うよ。


見た目のせいでクールに思われるみたいだけど、実は人懐っこくてすぐに誰とでも打ち解ける感じで…
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