不運なことが幸運を生んだ
「水嶋さん。お待たせしました。何が食べたいですか?」
「中華がいいです。」
「中華好きなんですか?今、食べたいのが中華でした。」
笑われた。

『あれ?間違えた?』

「じゃあ、中華にしましょう。」
「はい。」
少し恥ずかしくなった。

店に入り、注文した。
「ホントにご迷惑おかけしました。すいません。」
「いえ、大丈夫です。気にしないでください。」
「ありがとうございます。」
毎回、謝ってくれる。

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