不運なことが幸運を生んだ
次の日は、夜勤のため、ゆっくり寝ていた。昼頃起きて、準備した。
裕太くんからLINEがあった。
「昨日は、来てくれてありがとう。
 もう、LIVEも終わったし、少しオフもあるから、また、ごはんでも行こう?」

『また、誘ってくれた。嬉しい。』

「うん。ぜひ。」
「今日は仕事?」
「うん。夜勤。今から行ってきます。」
「いってらっしゃい。」

『いってらっしゃいだって。なんか、かなり嬉しい。やる気出た。頑張ろう。』
夜勤中も、ウキウキが止まらなかった。
「先輩、今日変じゃないですか?」
「うん。なんか、昨日”crisis”のLIVEに行ったからテンション高くて。」
「えー、crisisのLIVE行ったんですか?うらやましい。」
「いいでしょ。また、チケット取れたら、誘うよ。」
「絶対ですよ。」

『今後は、裕太くんに誘われなくても、自分でLIVEのチケットとって見に行こうっと。』
どっぷりはまってしまった。YUTAくんなのか裕太くんなのかはわからない。
たぶん両方なのかもしれない。
< 25 / 36 >

この作品をシェア

pagetop