不運なことが幸運を生んだ

デート?

 金曜日になった。
裕太くんが車で迎えに来てくれた。
「お願いします。」
「はーい。」
車に乗った。海の方向に向かっていた。
「海鮮食べれる?」
「うん。好き。」
「今、ドキっとした。海鮮ね。」
意味がわからなかった。

「急だけど、誕生日いつ?もうすぐって言ってたよね。」
「実は、明日。」
「えー、早く言ってよ。そうなんだ。」
「なんかごめん。」
「イヤ、謝らなくていいし。」
そう、私は明日、誕生日。今年は、あやめと夜焼き肉を食べに行く予定をした。
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