不運なことが幸運を生んだ

イケメン

『夜勤明けで眠い。最悪。最近ついてないな。』

車から降りると、追突した車から、慌てて男性が駆け寄ってきた。

『ヤバ。イケメン。』
 今どきの服装をして、身長が高くスラーっとしていた。髪はふわふわな感じ。

『いや、それどころではない。』
気を取り直した。

「すいません。お怪我ないですか?」
「大丈夫です。」
「警察に連絡します。」
「お願いします。」

警察が到着するまでの間に、保険会社に連絡した。
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