【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
こんな気持ち……はじめてかも。
《絶対にしよう。今度は歌桜の行きたいところ教えてね》
返信が来るたびにドキドキしながらアプリを開いて、わたしもその返事を送る。
この時間が本当に楽しい。
朝になったらまた会えるんだ。
早く明日にならないかな。
会いたい気持ちがどんどん大きくなっていった。
°
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*
次の日の朝。
凌玖先輩に少しでも早く会いたくて、早めに準備をして家を出た。
そしたら、すでに朔夜くんが玄関前で待っててくれていた。
朔夜くんのほうが先にいるなんて珍しい。
もしかして、これまでもそうだったとか……?