【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。

顔を見なくても、わたしよりも恥ずかしがってる表情が伝わってきた。

それを確かめたくて、また凌玖先輩を見たら予想どおりで。


つられちゃうくらい照れてる。



「歌桜がつけてくれてるの嬉しいし、見えるのがなんか……俺が独り占めできてるみたいで興奮する」

「えっ……！」



興奮……っ？

感情が高ぶっちゃう……みたいな？


凌玖先輩が使うと、いいようにとらえちゃう。



「ごめん、言葉が悪かったな。俺のこと気にかけてくれてるみたいで舞い上がるっていうか……。満たされすぎて、次を求めたくなる……」

「次……ですか？」



それは、どのステップのこと……？