【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。


「むしろ、それを理由にいろいろ聞きたいし? 今の歌桜の気持ちとかさ!」



わたしの気持ち……。

まだ気づいたばかりだけど、揺らがないのは自分でもよくわかる。

華恋ちゃんに伝えたら、もっと自信が出るかも。



「うん。ありがとう、華恋ちゃん」



おかげで元気出てきたよ。



「質問攻めちゃうから、覚悟しててね〜」

「そ、それは……! ほどほどにねっ」



凌玖先輩に〝友達と帰ります〟と返信をして、華恋ちゃんと約束をした。


°



放課後。
華恋ちゃんとファーストフードに遊びに来た。



「それで、藍澤先輩とのデートはどんな感じだったの?」

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