【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。


「廊下でほかのクラスのやつが話してるの聞こえてきた。クッキーも、本当は俺が欲しかったけど」

「あ、あのときね……!」



すごい形でデートの約束したもんね。

そりゃあ、朔夜くんの耳にも届くか……。


ーーブーッブーッブーッ


ん……?

ポケットに入ってるスマホが震え始めた。


しばらく続いてるから、メッセージではなさそう。



「歌桜の鳴ってる?」

「みたい」



それを取り出したら、凌玖先輩の文字が浮かんでた。

わっ……!



「藍澤先輩から電話だっ」

< 128 / 391 >

この作品をシェア

pagetop