【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
声聞くと会いたくなる


°



《ごめん。今日は迎えに行ってあげられない。風邪引いたから学校休むことにするよ》



相合傘をして帰った次の日。

朝起きて、アラームを止めたのと同時に凌玖先輩のメッセージを確認したら、そんな通知が届いていた。


風邪……!?


ガバッと勢いよく起き上がって、スマホにかじりついて返信した。



《大丈夫ですか? 熱ありますか……?》



心配で文字を打つ手が震えた。

凌玖先輩が風邪を引くなんて。


昨日までは元気だったのに……。


……ん?

もしかして、昨日の雨が原因?


気温も急に下がってて寒かったから。

その中わたしの家まで送って、帰ったからだよね……?

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