【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
「そんな……! 凌玖先輩とはまだお付き合いはしてないのでおこがましいです。お姉さんこそ、藍澤先輩とそっくりでお綺麗で……!」
「お姉さん……? あらやだ、違うわよっ。私は凌玖の母。でも凌玖にそっくりなんて嬉しいわ〜」
「藍澤先輩のお母さんですか……!?」
すごいお若い!
そして、可愛い……。
この方が凌玖先輩のお母さんなんだ……。
凌玖先輩がプレゼントを送りたくなるのもわかるな……。
あ、そうだ!
わたしも渡したいものがあるんだ。
「あの、これ……。よかったらご家族のみなさんで食べてください」