【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
って、そんなこと考えたって仕方ないよね。
道を覚えて、案内できるくらいにならないと!
空を見上げてグッとガッツポーズ。
ここからは学園までの道のりのため、もらったメモを見た。
「えっと……道はこっちであってるよね?」
同じ制服の子たちもまっすぐ進んでるから……。
メモと見比べて確認してると。
「きゃっ……」
後ろから風がぶわぁっとやってきた。
反射的に目をきゅっと閉じる。
な、なに……っ?
いきなりびっくりした……。
落ち着いたようで、そっと目を開くと……。
あっ……!