【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。


気になるところがいっぱいだ。

そんなことを思ってたら、ほかクラスの女の子が声をかけてきた。



「ベビーカステラか。人気どころだね」



その子を見ると、なにやらノートにメモしてるようで……。

て、偵察?



「あ、気にしないで。書記してるだけだからー」



そう言って、席に戻って行った。

いちばん前の真ん中よりも少し廊下側に座る。

あそこは生徒会メンバーの列。

それですぐに納得した。


生徒会の書記さんか。

声かけられたからびっくりした。



「書き終わったら席に戻ってください」



凌玖先輩と目が合ってドキッとした。

< 231 / 391 >

この作品をシェア

pagetop