【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
気になるところがいっぱいだ。
そんなことを思ってたら、ほかクラスの女の子が声をかけてきた。
「ベビーカステラか。人気どころだね」
その子を見ると、なにやらノートにメモしてるようで……。
て、偵察?
「あ、気にしないで。書記してるだけだからー」
そう言って、席に戻って行った。
いちばん前の真ん中よりも少し廊下側に座る。
あそこは生徒会メンバーの列。
それですぐに納得した。
生徒会の書記さんか。
声かけられたからびっくりした。
「書き終わったら席に戻ってください」
凌玖先輩と目が合ってドキッとした。