【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
そう言いつつ、視線はわたしの瞳をとらえる。
戻すのは、ほかの人に見られるのが嫌だからかな。
でも、そばにいるのは凌玖先輩だし……。
「このままじゃ、だめですか……?」
「いいよって言いたいけど、みんなが歌桜を見るから。これ以上スカート短くしたら、今度は足につけるよ」
足……!
き、キスマークのことだよね。
そこは見えちゃうからだめだ。
凌玖先輩に触れられるのはもっとだめだ……っ。
「わかりました……。スカート戻すので、後ろ向いててもらえますか?」