【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
すぐそっちに行く
教室に戻って、休憩室のイスに座った。
たまたま目の前に衣装を確認する用の全身鏡があった。
そ、そうだ。
キスマークどうなってるんだろう。
鏡の前に移動して首もとを映す。
チラッとエリをめくると、小さな赤い跡がついていた。
わ……っ!
こ、これがキスマーク?
虫さされみたいだけど、恋愛界ではそう呼ぶのかな……。
わたしが恥ずかしくならないように見えないところにつけてくれたんだよね。
これは誰にも見せられない……。
「歌桜。こんなところで休憩か?」