【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
大好きな彼女

°



期末テスト2週間前。

俺は、歌桜に『勉強に集中したい』と言われて、会うのを控えるようにした。


本当は会いたい。

だけど、迷惑になっているのなら、せめてこの期間だけでも離れるべきだろう。

今までのことも、もしかしたら迷惑をかけていたのかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいだ……。



「藍澤会長」



歌桜と距離を置くことになった次の日。

生徒会の昼のミーティングが終わった。

俺を呼んだのは、荒波だ。



「なに?」

< 340 / 391 >

この作品をシェア

pagetop