【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
いくつか種類があるうちの、ハート型のものに目が離せずいた。
こういうの着けたらオシャレなんだろうなぁ。
好きなものを身につけてると気分も上がるよね。
わたしも似合う女の子になれるように、もっと可愛くなろう。
おこづかいも貯めなきゃね……!
°
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*
「今日はありがとうございました」
幸せだったデートはあっという間に終わりの時間になった。
わたしを家まで送ってくれた凌玖先輩にお礼を言う。
「どういたしまして。デート、楽しかった?」
「はいっ!」
今日の出来事が頭の中で繰り返されるぐらい、楽しい思い出がいっぱいです。
笑って返事すると、安心した表情になる。
「よかった。また行こう」