【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。


いくつか種類があるうちの、ハート型のものに目が離せずいた。

こういうの着けたらオシャレなんだろうなぁ。

好きなものを身につけてると気分も上がるよね。


わたしも似合う女の子になれるように、もっと可愛くなろう。


おこづかいも貯めなきゃね……!


°



「今日はありがとうございました」



幸せだったデートはあっという間に終わりの時間になった。

わたしを家まで送ってくれた凌玖先輩にお礼を言う。



「どういたしまして。デート、楽しかった?」

「はいっ!」



今日の出来事が頭の中で繰り返されるぐらい、楽しい思い出がいっぱいです。

笑って返事すると、安心した表情になる。



「よかった。また行こう」

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