ただ1人の皇女様
一章

転生

─私は今大変な事が起きている。




え、なに?なんで私赤ちゃんになってるの?




大型トラックに跳ねられ死んだと思った瞬間私は何故かこの薄気味悪い小さな部屋にいた。




「チッ...なんで俺がガキの面倒見なきゃなんねぇーんだよ!」




禿げ気味の髭を生やしたおじさんは私のベットをガコンっ!と蹴った。




ちょ、ちょっと!こんな敏感な赤ちゃんが寝てるっていうのにそれはないでしょ!!



「ぎゃうっ!ぎゃっ!!」



怒りを露わにするも呆気なく交わされる。



「はいはいーリズナリアさんは怒ってるんでちゅね〜」



き、キモ...おじさんが赤ちゃん語なんて変態以外何物でもないわ



って、ん...?リズナリア?それは私の名前?どこかで聞いたような、、



あっ!ロマンス小説に出てた悪役令嬢の名前と同じだっ!




と小さな右手に拳を作り左手はパーにしてぽんと叩いた。




そこはヒロインの名前じゃないのね...




というかここはどこなんだろう...あのおじさんも誰か分からないし、、

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