ただ1人の皇女様
あー終わった、、終わったよ...



なにがパパ会いたかった！よ、、フル無視してくれちゃって！



「あ、あの...失礼ながらお名前をお伺いしても？」



金髪に翡翠の瞳をしているハルトとか言う騎士が話しかけてきた。



「リズナリア...でしゅ、、」



「リズナリア...様貴方のお母様はどちらにいらっしゃるのでしょう、、？」




私の目線に合わせて立膝をついて話をしてくれる。




この人はいい人だ...




「ママはいましぇん...ちにました、、」




「そうですか...貴方は陛下をパパと呼んでいましたが何故分かったのですか？」




小説で知りましたなんて口が裂けても言えない...




「み、みんながしょのかみとめはこうじょくだって...」



あの馬鹿なおっさんは一切私が皇族だって言うこと知らないけどね。




「そうですね、、確かにリズナリア様のお髪と瞳は間違いなく皇族の証です。そして現在皇族は皇帝陛下ただ1人なのです」




そうしっかりと目を合わせ言ってくる。




「ママの名前は...」

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