ただ1人の皇女様
「...ところで姫様はどのようにこの皇宮へ?失礼ながらここはかなりのセキュリティーが張り巡らせているので姫様でも簡単には入れないかと...」





そのことね...これは正直に言っていいのかな?でもそれ以外に言えることも無いし、、




「シルにいりぇてもらったの...」




「シル...とはどのようなお方なのでしょう?」




カーテン付きのベットソファーに私を座らせラインハルトは片膝を付き私を見ている。




「シルフィード...てんしっなのっ!ここまでつゅれてきてもらったのっ」




そう言うとまたラインハルトは目開いた。




今日はよく驚く日だ。とでも言うように




「ひ、姫様は天使にも会われておいでなのですか?」



慎重に言葉を出すラインハルト。




ラインハルトからしたら天使なんて会ったこともない存在、その存在に私が会ってるって言うんだから慎重になるのも無理はない。




「わたし...これからどうしゅればいいの...?」

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